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東京地下鉄 平成29年度事業計画 鉄道の安全・安定運行に向けた取組み

2017/03/28

1 安心の提供
(2)鉄道の安全・安定運行に向けた取組み

 ホームドア整備について、銀座線、東西線、半蔵門線への設置工事を進めるとともに、日比谷線では設置に向けた詳細工程の検討、千代田線では支障処理・ホーム補強工事をそれぞれ進める。
 千代田線への新型車両導入を完了させるとともに、日比谷線において新型車両導入を進める。
 目の不自由なお客様等にも安心してご利用いただけるよう、警備員を増配置するほか、お声かけの実施やハンズフリー型インカム等を用いた駅社員間の迅速な情報共有により「見守る目」を強化するとともに、全駅社員によるサービス介助士の取得を目指す。また、戸挟み対策や列車との間隙対策、注意喚起シートの貼付等、ホーム上における安全性向上施策を推進する。
 トンネル等の構築物劣化対策として、日常の検査・補修を確実に継続するとともに、トンネル塩害対策工事等の長寿命化対策を推進する。
 総合指令所について、建物の免震化、非常電源の長時間化、通信設備の一部多重化、浸水対策の機能強化を完了する。
 銀座線・丸ノ内線において、列車の走行安定性を高めるとともに、消費電力の削減等、環境負荷低減も図るため、標準電圧の600Vから750V化への準備工事を推進する。
 列車無線のデジタル空間波無線化による機能向上を推進し、千代田線、有楽町線及び副都心線において供用を開始する。
 対策本部設置・運営訓練、異常時総合想定訓練等の実施結果のフォローアップ及び見直しにより、異常時対応能力を向上する。また、4か国語による音声案内が可能なメガホン型多言語音声翻訳サービスの運用等、異常時の情報提供・ご案内を強化する。
 走行安全性向上のため、車輪とレール間の潤滑最適化、PQモニタリング台車や走行状態監視装置による営業線での連続的・恒常的な脱線係数監視、文献調査及び情報共有化等の取組みを継続して行うとともに、さらなる安全性の向上を目指した新技術の開発を推進する。
 駅社員・警備員による巡回等を行うことで、駅構内及び車内のセキュリティを強化する。また、駅構内セキュリティカメラの増設・機能向上に向けた取組みを推進するとともに、車両内セキュリティカメラ設置に向けた取組みを進める。
 各種施設・設備等の検査を安全かつ効率的に行うため、モバイル端末を活用した保全検査の導入を推進する。
 サイバーセキュリティの対策を強化する。スレール及び分岐器への亀裂発生の未然防止のため、軌道部材検査の強化を図る。

関連:東京地下鉄(東京メトロ) 平成29年度(第14期)事業計画

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