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東京地下鉄 平成29年度事業計画 「お客様視点に立ったサービスの充実」

1 安心の提供
5)お客様視点に立ったサービスの充実

 駅構内のバリアフリー化の一環として、積極的な用地取得等により、エレベーターの設置を進める。エレベーターによる1ルート整備率100%実現に向け取り組むことに加え、病院に近い駅等に複数ルートを整備するほか、乗換ルートへの整備を進める。さらに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の競技会場最寄駅等で複数ルートの整備を推進する。また、多機能トイレについても、整備率100%を目指す。
 銀座線において、全駅改装、ホームドア設置等の大規模なリニューアルに向け、下町エリア(浅草駅~神田駅)の改装工事を完了するほか、商業エリアのうち日本橋駅及び京橋駅の改装工事を推進するとともに、銀座エリアの銀座駅の改装工事に着手する。また、渋谷駅街区基盤整備の一環として銀座線渋谷駅の移設・改良工事についても引き続き取り組み、乗換利便性の向上及びバリアフリー設備の整備等を図る。さらに、開通90周年記念イベントを実施する。
 一般トイレ全個室において洋式便器への置き換えを進める。また、順次、温水洗浄便座や便座クリーナー等の整備を進めるほか、多機能トイレへの温水洗浄便座や温水オストメイト対応設備等の整備を進める。さらに、駅を生活空間の一部として、より便利かつ快適にご利用いただけるよう、電源設備等が整ったワークスペースを設置する。
 多言語・駅ナンバリング等の案内情報を充実させた自動旅客案内装置を順次導入し、銀座線、丸ノ内線、有楽町線、南北線及び副都心線において設置準備を推進する。
 訪日外国人をはじめとするお客様対応の充実を図るため、サービスマネージャーや旅客案内所のご利用状況の分析等によりご案内スキルの向上を図るほか、旅客案内所の増設に向けた準備を進める。
 案内サインについて順次リニューアルを実施し、丸ノ内線、半蔵門線及び南北線において完了(大規模改良工事駅を除く)させるほか、東西線において着手する。また、銀座線及び日比谷線における車両内ディスプレイの3画面化、訪日外国人向け無料Wi-Fiサービスの車両内への拡大等、駅構内・車両内での情報提供・ご案内機能を強化する。
 お客様からのご意見・ご要望やお客様モニターからいただいた声等を踏まえた施策をこれまで以上に迅速かつ確実に実施できるよう、関係部署間の連携を強化するとともに、施策の進捗等について、随時お客様にお知らせする。
 東京メトロPASMO1日乗車券などの一部企画乗車券のICカードへの搭載を開始するほか、ICカード「PASMO」の活用等による新たなサービスの検討を継続する。
 ネットワークの利便性向上を図るため、専用の地下通路を有していない「日比谷線築地駅⇔有楽町線新富町駅」「日比谷線人形町駅⇔半蔵門線水天宮前駅」の2か所について、新たに乗換駅として設定する。
 混雑緩和を図るため、丸ノ内線東京駅に改札口を増設するほか、日比谷線築地駅、八丁堀駅及び東西線木場駅で出入口拡幅等の工事を推進する。
 お客様の利便性向上を図るため、東京都交通局と連携し、東京の地下鉄サービス一体化を積極的に推進する。具体的には、両地下鉄共同で開発した次世代券売機の導入を開始するとともに、東京メトロ・都営地下鉄共通1日乗車券をPASMOに搭載可能とするほか、両地下鉄の駅構内を通過し、目的地近くの出入口をご利用いただくことができる改札通過サービスを新たに人形町駅へ導入する。また、「都営浅草線人形町駅⇔半蔵門線水天宮前駅」を新たに乗換駅として設定する。さらに、都営地下鉄との乗換駅における乗継ルートへのエレベーター整備を引き続き推進する。加えて、さらなる乗継改善等についても検討を進める。
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、関係機関とも連携し、大会期間中の円滑な旅客鉄道輸送サービスの提供に向けた検討を進める。

関連:東京地下鉄(東京メトロ) 平成29年度(第14期)事業計画

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