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JR東海 2017年度重点施策「安全・安定輸送の確保」

東海旅客鉄道(JR東海)は、2017年度重点施策のひとつとして「安全・安定輸送の確保」を挙げ、取り組みを進める。設備投資額は1,430億円。

■地震対策のさらなる強化
・東海道新幹線の脱線防止ガードの敷設について、対象を全線に拡大した新たな実施方針に基づき、現計画に追加して工事を進める。
(参考)脱線防止ガード敷設:2017年度 約75㎞(追加分約3kmを含む)
・在来線について、高架橋柱等の耐震化や名古屋工場、駅舎等の建替・耐震補強工事等を引き続き進める。
・地震による吊り天井の脱落を防ぐため、新幹線、在来線駅の天井の脱落対策に取り組む。
(参考)駅天井の脱落対策:新幹線全17駅、在来線 30駅(2016~2026年度 約130億円)

脱線防止ガード

脱線防止ガード

■構造物等設備の改修・更新
・東海道新幹線の大規模改修工事について、技術開発成果を導入し施工方法を改善するなど、コストダウンを重ねながら着実に進める。
(参考)大規模改修工事:2017度 370億円(2016~2019年度 1,450億円)
・在来線の落石対策、踏切保安設備改良等を引き続き進めるとともに本年秋に静岡地区東海道本線の運行管理システム取替を完了する。

大規模改修工事

大規模改修工事

■自然災害等へより適切に対処する
・異常時に想定される様々な状況に対応するため、実践的な訓練を繰り返し実施する。
・在来線において、台風等により列車運行に大きな影響が予想される場合に、利用客に迅速かつ的確に情報を提供しながら、計画運休、早期の抑止、さらには速やかな運転再開に取り組む。

架線の断線復旧訓練

架線の断線復旧訓練

関連:JR東海 2017年度重点施策と関連設備投資 設備投資額は4,570億円

JR東海 Central Japan Railway Company

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