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鳥取県

JR西日本米子支社「陸上養殖事業における連携に関する協定書」締結

2017/02/28

JR西日本グループは、「JR西日本グループ中期経営計画2017」において掲げた「地域共生企業」となるべく、新たな産業を振興し雇用を創出することにより地域活性化に貢献することをめざしている。その取り組みの一環として、JR西日本は2015年6月から鳥取県(鳥取県栽培漁業センター)と地下海水を使って陸上養殖することにより、寄生虫が付きにくく新鮮なまま生で食べられる高付加価値マサバ「お嬢サバ」の共同研究を行っている。このたび、鳥取県が行った岩美町の網代漁港における陸上養殖事業者公募の結果、JR西日本米子支社が事業者として決定したことから、鳥取県・岩美町・JR西日本米子支社の間で「陸上養殖事業における連携に関する協定書」を締結し、「お嬢サバ」の陸上養殖事業を開始することになった。

■陸上養殖事業の概要
(1)事業内容 JR西日本が地下海水を使った陸上養殖施設を整備し、「お嬢サバ」を養殖・卸売
(2)実施場所 鳥取県岩美郡岩美町 網代漁港内
(3)敷地面積 約1,700平方メートル
(4)スケジュール
・2017年1月 陸上養殖施設着工
・2017年6月 養殖開始
・2018年春ごろ 初出荷

お嬢サバ

■協定の概要
(1)締結日 2017年1月10日(火曜日)
(2)目的 陸上養殖事業への支援と地域活性化および水産業振興に向けた相互協力
(3)締結者
・鳥取県:鳥取県知事 平井伸治氏
・鳥取県岩美郡岩美町:町長 榎本武利氏
・JR西日本米子支社:執行役員米子支社長 松岡俊宏氏

■陸上養殖施設の所在地 鳥取県岩美郡岩美町大谷2182-484の一部(網代漁港内)

陸上養殖施設の所在地
陸上養殖施設の所在地

■施設配置計画

施設配置計画(イメージ図)

■「お嬢サバ」の概要
鳥取県(鳥取県栽培漁業センター)は、完全養殖の稚魚を、地下海水を使って陸上養殖することで、寄生虫が付きにくく新鮮なまま生で食べられるマサバの養殖試験を2012年から進めています。
2015年6月から西日本旅客鉄道が加わり、マサバの陸上養殖の採算性等を検証し、事業化を図るための共同研究を進めています。その一環として、試験販売で扱うマサバに「お嬢サバ」と名付け、ブランド育成を行っています。
「お嬢サバ」というネーミングは、寄生虫が付きにくくなるという養殖プロセスから、大切に育てたという意味を込めて、「箱入り娘」から連想される「お嬢様」にちなんで名付けました。また、産地が分かる「鳥取生まれ」という言葉をネーミングに併記しました。
「お嬢サバ」を「鳥取県」の新たな地域産品として多くの方々に知って頂き、召し上がって頂けるよう大切に育て、ご提供していきます。

関連:3/8(サバの日)から高付加価値マサバ「お嬢サバ」販売 京都・鳥取でも

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