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東海道新幹線 2018年3月 車内業務見直し 基準乗り組み車掌数1名減

東海旅客鉄道(JR東海)は、これまでに車内防犯カメラの設置や、異常時の対応を迅速化する装備品の拡充、全社員への教育等により、車内の安全性強化へ向けた取組みを進めてきた。また、2016年3月からは、車内改札方法を見直し、乗客に対するサービス向上を図ってきた。
こうした取組みに加え、新型車掌携帯端末の導入を契機に車内業務を見直すことにより、安全性やサービスの向上、及び効率的な業務体制の構築に取り組みむ。あわせて、育児により勤務時間に制限のある社員の多様な働き方を実現していく。

■実施内容
新型車掌携帯端末の導入
・発券・案内機能の充実や操作性の向上等を行った新型端末を導入し、利用客への案内を迅速に行うとともに、車掌が車内業務をより効率的に実施できる環境を整備する。
○乗務体制の見直し
①勤務開始から終了まで、同一職場の運転士と車掌でクルーを構成することで、異常時をはじめとする運転士と車掌の連携強化を図る。
②車内巡回の重点区間(東京~新横浜間、京都~新大阪間等)を設定し、利用客の利用状況に応じて柔軟に乗務員を増配置することで、異常時対応力やサービスの向上を図る。
③パーサー(株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ社員)の役割を拡大し、車内巡回の強化や異常時対応力の向上を図る。
○車掌とパーサーの基準乗組み数の見直し
・「新型車掌携帯端末の導入」および「乗務体制の見直し」実施により、基準乗組み数を見直す。車掌の基準乗組み数を3名から2名へ減らす。
○社員の多様な働き方の実現
・育児により勤務時間に制約がある社員を、「車内巡回の重点区間」として設定する短区間の巡回担当業務に従事させることで、社員の多様な働き方を実現していく。
■実施時期 2018年3月(予定)
■「乗務体制の見直し」「車掌とパーサーの基準乗組み数の見直し」「社員の多様な働き方の実現」について、各労働組合に対して提案を行った。。詳細については今後各労働組合と協議していく。

JR東海 Central Japan Railway Company

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