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JR東海 重点施策「技術力の強化、地球環境保全、海外プロジェクト」

東海旅客鉄道(JR東海)は、2017年度重点施策のひとつとして「技術力の強化、地球環境保全、海外プロジェクトへの取組み」を挙げ、取り組みを進める。設備投額は10億円。

■技術力の不断の向上、地球環境保全
・N700S確認試験車を新製し、次期営業車両に反映する新技術の最終確認を行うための走行試験の準備を行う。
(参考)2018年度より走行試験を実施予定、2020年度に営業車両を投入する方向で検討中。
・状態監視技術等を活用した検査、保守の高度化、省力化や、大規模改修工事、地震対策、設備の維持更新等におけるコストダウンにつながる技術開発をさらに進める。
・土砂災害等の各種災害により的確に対応するための技術開発を実施する。
・N700Aなどの省エネ型車両への取替等、地球環境保全に資する諸施策を推進する。

N700S(イメージ)

N700S(イメージ)

■海外における高速鉄道及び超電導リニアプロジェクト
・米国テキサスプロジェクトの事業開発主体に対し、現地子会社(HTeC)による技術支援を進めるとともに、超電導リニアシステムの米国北東回廊プロジェクトへのプロモーション活動を推進する。
・台湾高速鉄道における技術コンサルティングの取組みを引き続き進める。
・「Crash Avoidance(衝突回避)」の原則(平面交差のない高速旅客鉄道専用の軌道と、速度を制御し、絶対に衝突を防ぐATCシステムの2つの仕組みによって、衝突の可能性を排除する考え方)に基づく日本型高速鉄道システムを国際的な標準とする取組みを進める。

HTeC社長による会社説明の様子

HTeC社長による会社説明の様子

関連:JR東海 2017年度重点施策と関連設備投資 設備投資額は4,570億円

JR東海 Central Japan Railway Company

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