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第10回 JR北海道再生推進会議の議事概要公開

JR北海道は、2016年10月24日に開催した「第10回JR北海道再生推進会議」の議事概要を公表した。一部抜粋。議事要旨はJR北海道のホームページで見ることができる。

●社長冒頭挨拶
「台風の被害により、札幌と帯広を結ぶ幹線ルートを4ヶ月近く運休させるので、およそ40億円の減収となる見込みである。これに復旧にかかる費用40億円程度をあわせて、およそ80億円が経営に影響する。これをどのようにして乗り越えていくのかが、新たな課題となっている。現在、安全の再生にも取り組みながら、台風被害の復旧作業を全社を挙げて全力で行っているために、持続可能な交通体系のあり方についての具体的な提言は、当面見合わせざるを得ない状況となっている。とはいえ、台風被害によって経営の逼迫度がさらに増しており、早晩この問題に着手しなければならない。状況の判断も必要だが、できるだけ速やかに次のステップに移りたい。」

●「持続可能な交通体系のあり方」についての委員からの意見
・JR北海道再生推進会議の「提言書」を受け、持続的な交通体系の実現へ向けて動き始めたが、すでにその前の20年を無駄にしている。台風被害に乗じて物事を進めるという印象を避けたいのは理解するが、単独では維持することが困難な線区を可及的速やかに公表すべきだ。

●「JR北海道再生のための提言書」を受けた実行計画の進捗状況についての委員からの意見
・企業の安全は、お客様の安全、従業員の安全、経営の安全の三つがある。お客様の安全は大事だが、従業員の安全も非常に大事だ。従業員の安全確保に向けて頑張って取り組んでいただきたい。

JR北海道- Hokkaido Railway Company

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